2015年11月22日日曜日

南三陸町漫遊記〜その2〜

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南三陸町漫遊記その①はこちら

 南三陸町戸倉中学仮設住宅での交流会を終え、今晩のお宿「さんさん館」へ。
こちらは廃校になった古い木造校舎をリノベーションし、宿泊施設にしたユニークな施設なのです。
歩くとミシミシ音がする板ばりの廊下
研修室はご覧の通り(笑)
私の部屋は1年1組。(笑)ドアを開けるとありふれたデスクではなく、児童用学習机が。細かい演出が心憎いです。
そして夕食。日中の交流会の時は外で炊き出しに追われアトラクションを見ることができないスタッフや、安全運転で長距離を運転してくださった運転手さんの労をねぎらって、夕食時にパフォーマンスをするのがこの会の慣例なのです。というわけでプチマジックショーアゲイン!
こうして1日目の夜は更けていきました。
2日目は、被災地を視察して、その現状をこの目で確かめてきました。
まず向かったのは防災対策庁舎。周囲の盛土はどんどんうず高くなり、さながらグランドキャニオンか、ピラミッドのよう。周りの土地をかさ上げし、公園のような施設を作り、防災対策庁舎は遺構として残されるそうです。

続いて向かったのは陸前髙田市。風光明媚な松林が広がっていた海岸線。
あの日、津波の被害を受けながらも奇跡的に1本だけ流されずに残った松。
その凜とした姿に、勇気を分けてもらったような気がします。
ここで気になるのが、頭上に架かる、たくさんのつり橋のような物体。これらは一体何なのでしょうか?その正体は山から削り出した土砂を海辺まで運び、盛土をするための巨大なベルトコンベア。このような巨大なベルトコンベアを震災直後に建設した日本の技術力の高さに驚くばかりです。
陸前高田を後にして、気仙沼海の市・シャークミュージアムで昼食を食べました。

2階の壁面にある『ここまで津波が来ました』という表示が被害のすさまじさを物語っています。さて、気仙沼といえばフカヒレ、フカヒレといえばスープを思い浮かべますが気になるのメニューを発見しました。『フカヒレカツのスープカレー』
ライスの上にふた切れ載っているのがフカヒレのカツです。店主曰く2カツ(ふっかつ=復活)を意味しているそうです。ナルホド。
次に立ち寄ったのは、相変わらずの賑わいを見せる、南三陸さんさん商店街。志津川地区の特産品のひとつ、たこを使った「たこバーガー」が、先日行われたF1グランプリ(復興グルメグランプリ)で見事優勝したそうです。おめでとうございます〜♫ここにきたら、やはり南三陸の地ビールを買わないと!
最後に訪れたのは石巻にある石ノ森萬画館。写真左は震災直後の2011年5月に自分が瓦礫撤去ボランティアに参加した際、撮影したもの。看板の文字が流され、シージェッター海斗は足が折れ無残な姿に。今回は4年振りに訪れたのですが、看板も、シージェッター海斗の足も綺麗に修復され感動の再会を果たすことができました。そして‥‥‥




入り口に飾ってあったレリーフ群の中に、ルパン3世の作者であるモンキーパンチ先生の手形のレリーフを見つけ、


パワーをいただいてきました。これで笑顔泥棒率  2割増し(当社比)間違いなし!

変わりゆく被災地。次回訪れる時はどうなっているでしょうか?

最後まで読んでくださり、感謝いたします。ありがとうございました〜♫

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